
男性・女性問わず、身の回りにこんな人いませんか?
- 人を利用したり騙してお金を得ている人
- 人を貶め入れようとする人
- 人をいじめたり嫌がらせする人
- パワハラ・モラハラする人
人を騙し、潰し、傷つけるような人が『人の上に立つ職業(役職)』などに就き、お金をたくさん儲け、裕福に心穏やかに生活している…なんて人、職場やプライベートのお付き合いの中で、一人や二人いませんか?
そのような人がいる反面、人にやさしく思いやりを持ち接している人が、いじめにあったり騙されたり…なんて人もみかけたり、実際に今その立場におられる人もいらっしゃるのではないでしょうか。
真面目な方こそ『報われない人生』を送っている方が多いように感じるのは私だけでしょうか…。

あまりに理不尽で不平等な世の中に『因果応報なんてない!』と思ってしまいますよね…。
皆さんは、因果応報は必ずあると思いますか?
因果応報とは、『善い行いをすればよいことが、悪い行いをすれば悪いことが返ってくる』という仏教の教え。
「業を刈り取る」ですとか「自業自得」といった言葉もありますが、皆さまの身近で、実際に『業』を刈り取った人の話を耳にされた方は意外と少ないのではないでしょうか。
因果応報の実話(人を傷つけた人の因果応報)
私自身、身近な人から因果応報と思われる話を聞いたことがあります。
➀いじめの加害者の末路
学生時代、同級生をいじめをしていた人が大人になり、結婚し、子供を数人授かったそうです。
しかし、数年後に自宅が火事になり、お子さんが犠牲になった人がいたそうです。
いじめとの因果関係はないかもしれませんが、いじめを受けた人と同じように、心を殺されるような悲しみを背負うことになったそうです。
➁地位やお金で、天狗になった人の末路
お金持ちで肩書もあるような人が、人の前で「俺は偉い」と横柄な態度を取り続け、学歴で人を判断し、周囲を不快な思いにさせてきた人が、何十年という時を経て、老後は生活保護受給者になった方もいました。
あれだけ地位や学歴・職歴・税金を納めた金額を周囲に公表し、『文句があるなら税金〇千万円払ってから言え!』と大きな顔をしていた人が、今では真逆の生活となってしまったそうです。
「因果応報」には時差が伴う

上記、因果応報の実話は身近で聞いた話ですが、果たしてソレが本当に『因果応報』として起きたことなのかは誰にも分かりません。
仮にソレが『100%の確率で因果応報によって引き起こされた』と仮定すると、上記実話に登場する二人に業が返ったのは20年以上もあと…。
因果応報として業が返るのは『時差』なるものがあるのかもしれません。
そして『時差』を経て返ってくる業というのは、下記のような特徴があるように思います。
- 思わぬ時に『巨大な』ブーメランが、ものすごい勢いで返ってくる
- 投げたブーメランが返るタイミングは、悪い種を蒔いた本人もその被害者も分からない

投げたブーメランがすぐに返ってくるような因果応報は、”被害が小さい”ように感じるのは私だけでしょうか…。
そして、因果応報が起こるタイミングは「神のみぞ知る」ということでしょうか…。
「因果応報なんてないじゃないか!」と現在悔しい思いをしている方!!
相手に因果応報が返ってくるのは、近い未来ではなく数十年後なのかもしれません。
忘れたころ『特大の因果応報』が返るなんて怖いものです。
因果応報は必ずある(おきる)かは分からない
加害者が因果応報にあった話も、被害者がその後幸せになった話も聞かない
真面目に生きてきた人が、パワハラ・モラハラを受けた話や詐欺に巻き込まれた等々、被害を受ける話はよく耳にしますが、加害者が因果応報にあった話は少ないと思いませんか?
私の身近で因果応報を受けたと思われる話を聞いたのは上記2つだけ。
それ以外で、身近であった因果応報の実話を聞いたことがありません。
(※テレビのニュースでは、最近になって因果応報と思われる話を多少耳にしますが)
また、被害者が被害にあった後、『最高に幸せな人生を送っている』といった話も今まで聞いたことがありません。
そんなことを考えていると、因果応報は『時差』を伴って返ってくる可能性もありますが、『100%の確立で因果応報が起こる』或いは『被害者が苦しみを受けた分、幸せな人生がやって来る』とは断言できないものなのかもしれません。
もし因果応報(良い・悪い因果応報)が100%確実に起こるとしたら、この世に理不尽や不平等はなく、もっと幸福な社会があるのかもしれませんね。
「ざまあみろ!」と思ってもいい
仮に、過去あなたを苦しめた相手に「100%因果応報」と思われることが返ってきたとします。
その時、皆さんならどう思いますか?
因果応報が返ってきた本人に対し、被害者が「ざまあみろ!」と思うのは品がないとか、それは相手と同等の人間だとおっしゃる方がいますが、私はそうは思いません。
一度イメージしてみてほしいのですが、もし、あなたが相手から不快なことをされて、あなたの人生がくるってしまい、長い間苦しみ続けてきたとしたとします。
そして数年後、あなたを苦しめた加害者に業が返り、相手が泣いて苦しんで、辛い毎日を送ることになったとします。
あなたは、そんな加害者を、一人の人間として認め、相手を心から許すことができますか?

こんなことになってしまった。これは今までの業が返ってきたんだ…

どうやら本人苦しんでいるようね…ちょっと可哀そう…と、思えないのが現実
加害者が今まさにブーメランを受け、感じている苦しみに”共感”できるのは分かります。
(だってあなたも加害者から辛い仕打ちを受け、”苦しみ”を長年体験してきたのですから)
その苦しみによって、相手は心を入れ替え、あなたの目からも第三者の目からも「あの加害者は、本当に心を入れ替えた」と見えるかもしれません。
しかし、そこで加害者に対し同情し、相手を許したり寄り添ったり、『加害者も一人の人間だから…』と認めることは、どうなんだろうと私は思います。
加害者を一人の人間として認め、相手を許すということは、相手の幸せを願うことと一緒。
本当にそんなことできますか?
仮にあなたが、加害者を許したとします。そしてその加害者は、自分がしてしまった行動に対して、後悔の念に苦しみ、その苦しみの力をもとに事業を起こし、成功し、大金を稼ぎ、奥さんや子供と幸せになり、多くの人からは「正義感がある」ですとか「道徳人」と賞賛され、テレビや雑誌でも引っ張りだこになったとします。
そんな加害者姿を見て、被害者であるあなたは、相手を心から祝福できますか?
あなたの人生は、相手(加害者)に壊されてから何も変わらず失ったものは失ったまま…。
そんな状況でも、心から加害者を許したり『おめでとう』と祝福できますか?
長い年月を経て、加害者が心を入れ替えるかもしれません。
しかし、被害者というのは、加害者から生半可な苦しみを受けたわけではないと思うのです。
受けた被害の大きさ・被害者の苦しみの度合いによるところもありますが、上記を考えると、加害者に業が返った時に「ざまあみろ!」と思ってしまうことも、相手をずっと許さないでいることも、とても自然なことだと私は思います。
しかし、ざまみろと思うだけに留めず、相手に復讐・仕返しするのは違うと思います。
なぜなら、あなたが『悪い種』を植えることになってしまうこともそうだけれど、あなたが受けた苦しみ、痛み、流した涙、生まれた憎しみ、怒り、それは、あなたの心を引きちぎるほどの苦しいものですが、『人の痛み』を深く知った尊さを持っているからです。
そんな尊いものを復讐・仕返しという形で汚してしまうのではなく、うしろめたさをもって生きていくのではなく、人生と自分自身にゆるぎない自信を持って生きていく証としてください。
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因果応報は必ずあると信じている
人を傷つけた人に対し、因果応報は必ずあると断言できるものなのかは、正直分かりません。
すごく現実的で冷たい言い方に聞こえてしまうかもしれませんが、「因果応報」や「業は返る」など、そういった言葉は、理不尽で不平等なこの世の中で生きていくための気休めの言葉なのかもしれませんし、被害者はやられ損なのかもしれません。
それでも、因果応報は必ずあり、悪い人は悪い因果応報が、良いことをした人は良い因果応報が、辛い思いをした人は幸せを掴むのだと私は思います。
仮に因果応報が現世で起らなかったとしても、その物事を行った「事実」だけは、”消すことができない事実”として魂に刻み込まれ来世にも残ると思うのです。
そして、この『消すことができない事実』は、あなたのこれからの人生や、スピリチュアルや仏教的に言えば、あなたの”魂”にとって幸・不幸を分けるものになるのだと私は思います。
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『消すことができない事実』を持つならば、どうせなら悪いことではなく、良いことをしたという消せない事実を魂に刻み込みたいものです。
そして自分が行ったことに対し、うしろめたさを持って生きていくより、ゆるぎない自信と自分に誇りをもって生きていきたいものです。
映画から学ぶ人生の生き方
自分の生き方を見つめ直したい、傷ついた心を癒したいという方には、映画がおすすめ。
なかでも『禅』という映画は、自分の生き方を見直したい人、正したい人、理不尽とは何かについて知りたい人におすすめの映画です。
どんな映画もそうですが、映画には万人の生き方が描かれています。そこから学ぶことが多いことでしょう。映画を通して、自分の生き方を見つめ直し、傷ついた心を癒してみてくださいね。
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