人生は山あり谷あり。
私は落ち込んだ時や悩んだ時や疲れた時、人生にスパイスを与えたい時は、映画を見るようにしています。
映画には、自分が体験したことがある人生や、なかなか体験できないような人生模様など、実に様々な人生が描かれています。
映画の魅力は、ストーリー性や役者のセリフに励まされたり、過去や今後の人生について考えさせられたりして、自分自身の人生に深みと味わいが増してくる点だと思います。
今回は、最近見た映画の中で心に残った映画をご紹介いたします。
最近みたおすすめの映画
▶ (実話)しあわせの絵の具 愛を描く モード・ルイス
あらすじ
主人公のモードは若年性関節リウマチを患っており、手足が不自由だった。家族関係も複雑で貧しい生活環境。仕事にも就いておらず、趣味程度で絵を描くことだけしか取り柄がないモードですが、ある日、町のコミュニティボードで、家政婦の仕事を見つけます。
面接を兼ねて雇い主の家を訪ねてみると、そこは4メートル四方のボロ小屋で、ガスも電気も水道も通っていませんでした。雇い主であるエリックは、漁師として働いているが、孤児院で育ったためか、暴力的で人付き合いも上手くなかった。
モードは住み込みで家政婦として働くことになったが、狭いボロ小屋で、ベッドもエリックと共同でした。家政婦の仕事をしつつ、家を”キレイ”にする目的で、部屋の壁にも絵を描きながら生活していた。後にモードとエリックは結婚し、エリックは漁師業を、そしてモードは家事と絵を2~3ドルで売りながら貧しい生活を続けていた。
そこに転機が訪れる。
ニューヨークからモードの住む街に休暇のため訪れていたサンドラが、ある日、モードとエリックの住む家を訪ねてきた。エリックが届けてくれるはずの魚が届かないというクレームを入れるためにやってきたのだ。サンドラは、モードの家を訪ねると、モードの家の壁に描かれた絵を見て気に入ってしまう。それからサンドラはモードの絵を5ドルで買うようになり、ニューヨークに戻ってからもモードに自由に絵を描いてもらい、作品をニューヨークまで送ってもらった。次第にモードの絵は、ニューヨークで人気となり、アメリカのニクソン大統領もモードの絵を購入するまでとなり、モードの絵は何百万という価格で売られるようになった。
しかし、モードはエリックは、これまでと変わらずにボロ小屋で暮らすが、彼らの愛情と絆は昔よりも深く豊かなものになっていった。
好きなことへの情熱と幸せな人生とは…
モードもエリックも、周囲から変人扱いをされ、社会から見放された人間で、生活もとても貧しい生活の中、背伸びもせず、ただひたすらに自分たちができることだけをして暮らしているその力強さに、命いっぱい生きることの美しさを感じました。
特に絵を描くことしか取り柄のないモードは、自分の好きなこと(絵を描くこと)でお金を稼いでいく姿に、自分と言う存在を社会に合わせて取り繕うことなく自然体のままで表現していける価値と、多くの人がそのような人生を手に入れたくても手に入れられないことを考えますと、改めて彼女は全ての苦労と貧しさをひっくり返せるほどの運の良さをお持ちであることを思い知らされました。
モードは、自分の絵が元大統領に購入されようが、高額で売れようが、決して自分の才能や運の良さにおごらず、『ただ絵を描くことが好きだから』という理由で絵を描き続け、地位だとか、名誉だとか、権力だとか、お金だとか、そんなものに価値を求めていないモードの姿は、魂の清らかさを感じ、感動しました。
『自分の好きなこと』に夢中で取り組んで、楽しく暮らしているモードは、現代の”社畜人生”を歩んでいる私たちにとって、手に届かないそして羨ましい人生の生き方をしているのではないでしょうか。
私自身、ハンドメイド作品を売り小銭を稼ぎながら生活している身として、物が売れない・お金がないという心配はついて回っています
しかし、モードは『お金がない・老後資金がない』といったことに不安や心配を抱くことはなく、ただひたすら、自分の好きなことに情熱を注いだ姿が美しいと感じました。
ましてや、自分の好きなことで成功しているので、憧れを抱きました
この映画は実話なのですが、この映画を見て『たった一度の人生を自分はどう生きてきたいですか?と』問われたように思います。
皆さんは、たった一度の人生をどう生きていきたいですか?
\Amazon Primeで心豊かになれる映画を見よう/
\おすすめの映画はこちらでも紹介しています/