自立と親孝行について

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皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

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結艸庵ゆいそうあん(@yuisoan2020)です。

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自立の定義は? 

この世の中には色々な人が様々な生活環境の中で暮らしているように、”自立している・いない”の定義も人それぞれ。

『あの人は自立している・いない』など、とやかく言うべきものではないのかもしれませんが、一体、社会的に『自立している・いない』の定義は何だろうかと知りたくなりました。

皆さんご自身の中にも『自立している・いない』の定義があると思いますが、それは何ですか?

そして、その定義を満たしていますか?

映画 『東京タワー~オカンとボクと、時々オトン~』

先日、2005年6月に扶桑社から出版された、リリー・フランキー著『東京タワー~オカンとボクと、時々オトン~』の映画版を見ました。

主演はオダギリ・ジョーさんと樹木希林さんで、リリー・フランキーさんとお母さんとの実話だそうです。 

福岡から東京の美術大学に行かせ、お金の工面を一生懸命してきた母親ですが、リリーさんは、遊び惚けて、親にお金をせびります。おばあさんが亡くなった際、お母さんは息子のリリーさんに東京から福岡までの交通費を送りますが、リリーさんはそのお金を麻雀代に使ってしまう始末です。 

そんなリリーさんですが、ご活躍なされ、福岡でひとり暮らす母親を東京に呼び寄せて一緒に暮らしながら、リリーさんができるだけの親孝行を母にしていきます。母への親孝行はあり振れたものでしたが、それが一番特別な親孝行であったことが描かれています。

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リリー・フランキーさんは、2005年に 『東京タワー~オカンとボクと、時々オトン~』 の本を出版しています。当時、私もこの本を買いました。

しかし、前半まで読んで本を閉じてしまい以降読みませんでした…本を閉じた理由や以降読まなかった理由は分かりません。 

そして、16年の月日が流れ、2021年についに映画版ではありますが、物語を知りました。

『本を購入して16年後に映画版を見た』というのは単なる偶然だが、この『16年間』という年月は、私にとって、ただの偶然ではなく、この16年間を振り返って、自分は自立できたのか、親孝行できたのかを考える時間をくれました。

そして、16年前、今よりもっと若かった頃に、本を読み終えなくてよかった、そう思いました。

私の中で自立している人とは?

リリーフランキーさんは15歳で親元を離れ暮らしています。

10代・20代では精神的・金銭的自立は難しいですね。

私の中の自立の定義は『自分でお金を稼ぎ、食べていき、親にも甘えず・頼らず、ひとりで生きていくこと』でした。

あれから何十年と時は経ちましたが、今でも自立の定義は、さほど変わりません。

変わったことと言えば、自立の対象はこれまでは自分自身だけが対象になっていましたが、現在は、自立の対象が自分自身ではなく、『親や子を守る金銭力・精神力』が追加されました。

もっと詳しく言えば、私一人の力で、親の老後、自分の老後、子を養っていく金銭力と精神面を持つ人が、”自立した人間”という定義に変わったのです。

現在は、大きな大人になりましたが、残念ながら、現在の私の実力は、私一人を養うだけで精一杯です。

映画の中では、若かりしリリー・フランキーさんは、母を福岡から東京に呼び寄せ、楽しく余生を暮らしていましたが、老いた母を一生養えるほど、母の至福を肥やすほどの金銭的余裕がないからです。

現実は厳しいものです。 

この歳になっても自立できていない自分

自分自身が食べていく・なんでも自分でする精神的自立なら、なんとか達成できておりますが、親の至福を肥やすほどの親孝行もできたら、更に『自分は自立しているなぁ』と実感が湧くのにと思います。

『親孝行というのは、親に電話したり手紙書いたり、心配してあげたりするだけでいいんだよ』と言われそうですが、それ以上のこと(旅行にたくさん連れていくとか)をしてあげたいと思うのも、子の思い…。

この歳になっても、自分の中にある”自立の定義”を達成できていないので、もっと頑張らなきゃと思うばかりですが、旅行に行くなど特別なことはできないかもしれませんが、毎日の生活の中で出来る小さな親孝行でもいいから行って、”小さな自立”を積み重ねていきたいと思います。 

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