皆さまは、これまでに読んだ本の中で『大好きな1冊』はありますか?
私の好きな本のひとつにグリム童話の「星の銀貨」があります。
「星の銀貨」は私にとって、人生をどう生きていきたいのか指針となる大切な物語です。
星の銀貨 あらすじ
星の金貨は、グリム兄弟によって生み出された童話です。
<星の金貨のあらすじ>
家も身寄りもない貧しい少女が、行く宛もなく街をさまよっていると、心優しい街人が少女にパンを与える。少女の持ち物は、身に付けている洋服ともらったパンだけしかないが歩き続けた。道中、おなかをすかせた人にはパンを、寒さに凍えている人には洋服を、下着をつけていない子どもには下着を…彼女は持っているものを全て困っている人達に差し出してしまい、しまいには、はだかんぼうになって森をさまよっていると、空から星が降ってきて、その星は星ではなく金貨であり、その後は裕福に幸せに暮らしたという話である。
星の銀貨の教え
『星の銀貨』のストーリーの教訓は、以下の通りではないかと子供ながらに思っていました。
大人になって『星の銀貨』を読み返してみると、さらに深く意味を解釈できるようになり、上記に記載した教訓の他、下記のような違った見方ができるようになりました。
- 人間は、多くの煩悩や欲に囲まれて暮らしているのかが分かった
- 何が人生の中で大切なのかを忘れがちということが分かった
『星の銀貨』には様々な教訓が隠されていますが、メインとしては「よい種を蒔けばよいことが返ってくる(因果応報)」ではないかと思います。
先日投稿したブログ『因果応報はあるのか』で紹介したように、因果応報は悪いものであっても、よいものであっても、100%の確率で因果応報が起きるのかというと、それは”神のみぞ知る”ことをお伝えしました。
しかし、信じる者には因果応報は必ずあると思うのです。
善良なことをすると、相手も自分も、お互いに幸せな気持ちにすることができるのです。皆さんも善良な行いを通じて感じたことがあるのではないでしょうか。
大きな因果応報を受け取れるのかは分かりませんが、良い行動を起こしただけでも気持ちが晴れやかになりますし、即座に良い因果応報(幸せ)が返ってきていると私は思います。
辛いことを知っている人は良い種まきを
私たち日本人は、これまでに原爆や大規模災害に見舞われた経験があります。
また、昨今の世界情勢の変化から、命の尊さや、これまで当たり前だと思っていた生活は、実は当たり前ではなかったことを知ることができた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
苦しみや命の尊さを知った私たちは、人を妬んだり、貶め入れたり、騙すことに一生懸命になるのではなく、星の銀貨の女の子のように、よい種まきをして、幸せを周囲に広めていくことが使命と思います。
このよい種まきが社会に浸透していくことで、生きづらさを感じる社会が少しでも減るのかなと思います。
ぜひ皆さまも、今日から良い種まきをして、未来に幸せを収穫しましょう。
\人間関係にお悩みの方に読んでほしい!/