京都にあるめちゃくちゃパワーの強い狸谷山不動院。
本日は、本殿に祀られている不動明王についてお伝えいたします。
前回までのお話はこちら:ものすごいパワー!京都狸谷不動院
※前回は、狸谷不動院に鎮座しておられる白龍弁財天様とトイレの神様で知られる烏枢沙摩明王についてご紹介しております。
不動明王はどんな神様?
不動明王さんは、インド神話に出てくるシヴァ神と言われています。
梵名はアチャラナータ。
大日如来の化身と言われています。
背中には炎、顔は怒ったような形相、手には剣とロープのようなものを持っているのが不動明王のお姿です。
不動明王は、炎を使って煩悩や邪気を焼き払い、剣で不安を断ち切り、ロープで人間を煩悩や欲望の渦から救いだしてくれると言われています。(※1)
怖い顔をされている理由は諸説あるのですが、邪気(鬼)や煩悩、因縁に向かって常に威嚇し寄せ付けないようにしていると言われています。
お不動さんは、いつでも人間の欲・煩悩・邪気を焼き払ってくださり、人々を正しい道へと導いてくださる慈悲深い存在なのです。
お不動さんのご利益ですが、お不動さんは炎を使って、不浄な気・念・縁を焼き払ってくれることから、一般的に厄除けで有名です。
各お寺によっても違いがありますが、厄除けの他、商売繁盛、立身出世などもあるそうです。
参照元1:東京国立博物館、不動明王の隠れたおしゃれ
狸谷不動院のお不動さん:びっくりするほどの強いパワー
狸谷の不動明王様は写真を撮ってはいけないため、写真がないのですが、狸谷山不動院のホームページよりお姿を拝見できます。
本堂に入ると真正面に大きなお不動さんが鎮座されています。
本堂の中、特にお不動さんが鎮座されている場所は真っ暗なので、お不動さんのお姿が見えません。
しばらくすると暗闇に目が慣れてくるので、うっすら見えてきますが、それでもはっきり・くっきりとは見えませんでした。
唯一うっすらと目が光っているのが見えるくらいです。
狸谷山不動院公式ホームページに掲載されているお写真は、ライトを使っているのか、こんなにきれいに見えてますが、実際にその場へ訪れると暗いため全く見えません。
狸谷のお不動さんも非常にパワーが強いので、最初は怖かったのですが、白龍弁財天様までではなかったので、畳に腰かけてしばらくお不動さんを拝見することができました。
さすが修験道のお不動さん。
とってもパワーが強いので、頭がふわふわクラクラしてきましたが、私についている邪気が消え去っていくようでした。
当時悩み事があったので、お不動さんにはじめましてのご挨拶をして、『はじめて訪れたのに相談をして申し訳ないのですが、なかなか出向けないので』とお伝えしてから、お不動さんに悩み事を打ち明けました。
非常に霊格の高いパワーの強い修験道のお不動さんなので、ましてやはじめての対面だったので、アドバイスをしてくださらないかと思いきや、しっかりとお話を聞いてくださり、ご返信までしてくださいました。
どっしりと構えた地に足の着いた感覚といいましょうか、静かに見守りつつもさすが不動明王としての威厳もあり、ぺらぺらお話なさるわけでもなく一問一答式にアドバイスしてくださいました。
1時間くらいその場にいたのでしょうか。
参った当日は、記念日かなにかで、なんとお内陣に上がって、目の前でお不動さんを見ていいということだったので、洞窟の方へ恐る恐る入ってみました。
お内陣に入ると半円型に廊下があり、目の前でお不動さんをお参りできました。
なんと大きなことか。
お不動さんの強いパワーで頭がふわふわクラクラしながらもゆっくり廊下を歩かせていただき、その偉大なパワーを間近で感じさせていただきました。
狸谷不動院のお不動さんのご利益
さて、狸谷不動院のお不動さんのご利益は厄除けと交通安全の他、「がん封じ」が有名です。
本殿の前に柱があるのですが、そこにがん封じ・病気平癒の絵馬が柱をぐるっと囲うようにびっしりとかけられていました(参照:上記写真)
毎月28日はお不動さんの縁日であり、不動明王が祀ってある全国のお寺は護摩焚きを行います。
狸谷不動院でも護摩焚きをしますが、1年のはじめの28日(1月28日)においては、スペシャルな護摩焚きの日のようで護摩の火で温めた日本酒を竹の筒に入れ参拝者にふるまう初不動・笹酒が行われるそうです。
この笹酒を飲むとがん封じになると言われているそうです。
嬉しいのが、この笹酒は飲み放題だそうです。
(参照元:Digi Style 京都,狸谷不動院 初不動・がん封じ笹酒せったい)
もし、現在悩み事を抱えていらっしゃる方や、健康に不安のある方は、一度お参りをしてみてはいかがでしょうか。
もう一度お伝えしますが、ここは『修験道』です。
修行をする場所ですし、何せパワーが非常に強い場所ですので、心おだやかにお参りください。
白龍弁財天様は恐ろしくパワーが強いので初見の方はご挨拶のみの方がよろしいかもしれませんね。
私も再度京都に訪れる機会がありましたら、またお参りさせていただきたいと思います。
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