2021年度の節分は2月2日。
2月2日に節分になったのは、実に124年ぶりとのことをブログでお伝えいたしました。
昔は、節分となると、お決まりのかけ声「鬼は~外、福は~内」が近所から聞こえてきたものでした。
この掛け声と共に、豆を家の内と外に向かって投げるわけですが、実はこの掛け声ではないものが
かつて存在していたのをご存知でしょうか。
鬼は~外、福は~内!ではない節分の唄の存在
はるか昔、節分にこのような唄が歌われていたそうです。
鶴は千年 亀は万年 東方朔は八十年
Businenss Journal,2018-2-2,井戸恵午著,「誰も知らない恵方巻の起源のミステリー」
三浦の大助百六つ 如何なる悪魔が来たるとも
この俵藤太がひっつかみ 西海へとさらり
いつ誰がこの唄を作り、どう広まったのかは調べてみたのですが、情報がありませんでしたが、この歌は明治頃には存在しており、意味としては、長生きの象徴とされる鶴や亀たちが厄がきても海へさらりと流してしまうぞ、という意味で、厄払いと長寿を願う唄だそうで、はるか昔は、節分の時にこの唄を口ずさみながら家々を回る風習があったそうです。
また、この唄は、落語にもよく登場する厄払いの唄のひとつでもあるそうです。(※1)
※1 参照元:毎日新聞、2017‐8‐4、「余禄、落語にも出てくる厄払いの文句で…」
昔の唄を今に
下記ブログでも紹介しましたが、実は、現代ではもう知られていない昔の唄があります。
\セリ、ナズナ…♪の唄ではない七草粥の唄の存在/
長い歴史の中、いつどのようにして伝統や文化が消えていったのか、考えてみるのもおもしろいですが、消えてゆく日本文化に寂しさも感じています。
21世紀令和の時代となり、あえて今では知られていない古い伝統の唄を口ずさんでみませんか?
日本の文化、伝統を大切し後世に伝えていくことができますし、日本の古き良き風情と当時口ずさんでいた人たちと”楽しさ”を共有できると思うとステキなことだと思います。
\日本文化を暮らしに取り入れて/