2020年に物を減らし始めて以降、物を使うことについて改めて考え直す機会がありました。
その際に、気が付いたことをお伝えいたします。
”もったいない”という思考
昨年末、3~4年前にいただいた、とてもいい香りのするJill Stuartのハンドクリームとボディクリームを使い切りました。
Jil Stuartのハンドクリームやボディクリームは:
- どのシリーズも,うっとりするほどのいい香り
- パッケージが可愛い
まさに使うのも・持ち歩くのも気分が上がるコスメグッズ。
いただいた当初、こんな使い方をしていました。
- あまりにいい香りがするのでもったいない
- 使う時は「特別な日・時に」と決めていた
- さらに使う時は、もったいないので、少ない量を使っていた
- しまいにはもったいないので使わないで保管
“もったいないので使わないで保管”…これが一番もったいない物の使い方ですし、もし、この商品を自分のお金で買っていたのならば『生きたお金の使い方』をしていないことになりますね…。
物が存在する意味
物の中には、使用期限が設けられています。
今回のハンドクリームを参考例ですが、化粧品の使用期限は以下の通りだそうです。
- 未開封:3年以内
- 開封済み:1年以内
私の場合、ハンドクリームは開封して4~5回使った後、1年以上使わずにとっておき、2020年にようやく使い始めた訳です。
この時点で既に3年以上経過…開封済みの使用期限1年を大幅に超えていました…。
特段、大きな香りの変化もなく、手に異常が現れることはありませんでしたが、ハンドクリームの使用期限を知ってから、使用期限が大幅に過ぎている商品を使うのは、気になりました。
結局、長年とっておいたハンドクリームは使い切りましたが、思ったことは、消耗品はやはり使うものとして販売されているということ。
贈り主も使ってほしいから贈っているわけです。
そういった気持ちを大切にするためも、物を惜しみなく使うことの大切さを学びました。
使われるために生まれてきた物たち
使わずにタンスに閉まっておくことの方が、そのものの価値が発揮されないわけですから、いちばんもったいない使い方をしていると思います。
また、物を使わないで大切にとっておくことで、部屋に物が溢れる原因となります。
物はつかって循環させていきましょう。
そのものの価値が発揮されない一例として、高級なティーカップ。
落として割ってしまいたくないといった気持ちがあり、使わずにインテリアとして飾っている方もいらっしゃるでしょう。
インテリアとして飾り、眺めることもとっても素敵だと思います。
しかし、その高級なカップで美味しい珈琲を淹れて飲むと、更に優雅で贅沢なひとときを過ごせるのではないでしょうか。
高級カップは、使わずに飾っておくよりも、惜しみなく使って、贅沢で幸せな気分を堪能し、暮らしを充実させることの方が価値が上がるような気がします。
物を惜しみなく使い、壊れても工夫して使い続ける
高級な食器やカップは、割れてしまったり、かけてしまっても大丈夫!
現在では、”金継(きんつぎ)”の価値が見直され、金継ぎされている器の方がおしゃれですし、唯一無二のカップとなるので、愛着が増します。
物が高級であってもなくても、大切なことは:
- モノ本来の役割を活かし、惜しみなく使うこと
- 壊れてしまっても、工夫して使う
そんなところに物を大切にする心や、暮らしの楽しみ方が潜んでいるような気がします。
惜しみなく使おう!
皆さんのご自宅にも見渡してみると、捨てたくはないけれど使っていない食器類や、出番の少ないバックやアクセサリー、香水etc.,ありませんか?
ぜひ購入した物、いただいた物を本来あるべき姿・用途として息を吹き返してみてくださいね!