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癒しの場所:京都最古の禅寺 建仁寺

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暮らし
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今回、私がおすすめするパワースポットは、京都の建仁寺。

建仁寺につきましては、ご利益があるですとか、霊的なパワーがあるという意味での”パワースポット”ではなく、訪れることで心が癒される・心が洗われるといった体験ができると言う意味で、私の”パワースポット”となっています。

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建仁寺:万丈の庭の魅力

©yuisoan2022
  • 建仁寺は臨済宗建仁寺派大本山で、京都最古の禅寺
  • 正式名称は「東山 建仁禅寺」
  • 建仁2年(1202年)に源頼家(頼朝の息子)の援助により建設されたお寺
  • 禅僧の栄西(栄西禅師)をお迎えし、宋国百丈山に見立てて建てられたお寺
  • (レプリカですが)国宝である風神・雷神の絵
  • 大きな襖(ふすま)に描かれた雲龍図
  • そして天井に描かれた双龍図
  • 本坊の中にある「万丈の庭」
    ※万丈の庭は、拝観料を払った建物(本坊)の中にあり、庭の小石を波のようにかたどった枯山水の庭が広がっています(上記写真参照)

私にとってのパワースポットは、京都にある建仁寺内の万丈の庭。

ここに座って時間を過ごすと最高に癒されます。

人生の至福の時と言っても過言ではないくらい、ここで過ごすことが大好きです。

万丈の庭では、多くの観光客が廊下に座り、庭を眺めているのですが、私も皆さまの邪魔にならないよう、空いているところに座ります。

枯山水の庭を眺めながら、風の音や、カラスの声、夏は蜩(ひぐらし)の声を聴きながら、大自然の恵みに感謝していると、心が癒されていくのが感じられます。

ある夏の日、建仁寺で

いつかの夏に建仁寺を訪れた時、遠くの方で落雷が鳴りながらも、セミが忙しなく鳴いていました。

どのくらいでしょうか。

座っているうちに落雷の音が近く大きくなり、突然の大雨が降りだしました。

鳴いていたセミたちも大粒の雨と大きな落雷で黙ってしまい、いつの間にか聞こえなくなって、大粒の雨が地面をたたきつける音と、雨の匂いと土の香りが入り混じったどうにも懐かしい香りを運んできました。

落雷と大粒の雨のせいで、廊下に腰かけていた多くの観光客が一斉に立ち去ったと同時に、一瞬の光と共にとてつもない大きな落雷がドーンと庭に響きました。

私は、変わらずに廊下に座り、雨の匂いと土の香りを癒しのお香代わりに胸いっぱい嗅いで、大きな雨音を静かに聞いていました。

この時間が私にとって、とても贅沢でした。

自然の恵みである雨、落雷、雨の匂い、土の匂い、急な天気の変化で吹き荒れる風、そして揺れる木々と葉の擦れる音、顔や腕にかかる雨のしぶき、見上げれば重黒灰雲が空をものすごいスピードで流れていく…。

この世でしか感じることのできない自然の恵みを、京都最古の禅寺で味わい尽くせたこの時間が、
私の人生の中で誠に贅沢なものでした。ずっと万丈の庭の廊下に居たいと思いました。

ただ庭を眺めることが瞑想になる

©yuisoan2022

私にとっての建仁寺の魅力は、枯山水の美しさではなく、庭を眺めることで瞑想ができることです。

目を閉じていることが瞑想ではなく、庭の眺めながら風を感じ、雨が降れば雨の音を聞く、これが瞑想になるということです。

座るだけで”今ここ”を十分に体感でき、自然の恵みに感謝することができ、生きることに感謝できる…これが建仁寺の万丈の庭の魅力です。

春には春の万丈の庭。夏には夏の万丈の庭。

季節ごとに違った庭を楽しめますが、変わらないことは、腰かけて庭を眺めるだけで、今ある命に・人間に生まれたことに感謝できることです。

皆さんも京都を訪れる機会がありましたら、ぜひ建仁寺の廊下に腰かけてみてくださいね。

参照:建仁寺公式ホームページ

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