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”想像力の欠如”が被災のリスクを高める。自宅内の地震対策を!

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防災
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地震対策は、防災リュックの準備だけでなく自宅内の対策も重要です。

大切な家族の命・あなた自身の命を守るために、本日は、自宅内の地震対策についてお伝えいたします。

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大型家具・家電を固定しないリスクは?

阪神淡路大震災の犠牲者の8割が建物の下敷き

1997年阪神淡路大震災の犠牲者と死因(※1)

  • 6,434名が犠牲
  • 内8割の方が建物の下敷き(窒息死・圧死)
  • 負傷した人の約46%は家具類の下敷き

ソフトバンクニュースによると、阪神淡路大震災で亡くなられた方の8割が建物の下敷き(窒息死・圧死)だそうです。

建物の下敷きになり、助けを待っているその時間、その時の気持ち…皆さんは想像できますか?

阪神淡路大震災が発生した1997年当時、建物の耐震基準がが現在の建物と比べ弱く、地震発生に備え家具を固定する意識も道具も現在より普及されていなかったのではないかと思います。

建物については、既に何十年も昔から建てられており、現在の耐震基準を満たすように立て直したりすることが難しいですが、自宅内に設置して家具を固定し、家具の下敷きによって被害を被らないように防ぐことはやりやすいかと思います。

家具の固定をする重要性としては:

  • 大地震発生時、大型家具(家電)も飛ぶように倒れたり、逃げ道を防ぐ可能性
  • 大地震発生時、救助隊の到着が大幅に遅れる可能性もあるため、家具の下敷きになってもすぐに救助できない、治療できないリスクを防ぐため

という点が挙げられます。

大地震発生時、大型家具・家電は思わぬ動きをする

大地震発生時、大型大型家具を固定する際に、考慮していただきたいのが、地震発生時の家具の倒れ方です。

大規模地震発生時の家具の倒れ方

  • 家具は揺れながら移動し、ドアをふさいだりする(ロッキング移動)
  • テレビ台に乗せたテレビが飛ぶように落下(ジャンプ

家具や家電は重さに関係なく、思いがけない方向に飛んでいく(下記参照)

出典元(※3):総務省消防庁:地震による家具の転倒の防ぎ方「へぇ。家具ってこんな風に倒れるの」

総務省消防庁では、大型ピアノやタンスなどの大きさや重さによって倒れ方が様々で、家具を転倒させないメカニズムについても説明していますので、気になる方は、総務消防庁のサイトを参照の上、家具の配置及び家具の固定をしてみてください。

大型家具・家電の固定のポイント

大型家具や家電を固定する際には、上記、地震発生時の家具の倒れ方と下記固定のポイントを参考にご自宅の冷蔵庫やタンスなどを固定してみてください。

– 重い物を下の方に収納し、家具の重心を下げる
– 家具の下にストッパーを付け、壁にもたれ気味にする
– L字金具などで家具を壁に固定する
– 家具を固定できない場合は、2種類以上の器具を使って連結する
– 食器棚には中の物が飛び出さないよう、ストッパーを付ける
– キャスター付きの家具や家電製品は固定する

引用元:ソフトバンクニュース,2020-04-01,地震でガレキや家具の下敷きに…。あなたが取るべき行動は? -防災行動ガイド


我が家は、大きな家具は冷蔵庫しかないので、下記のような突っ張り棒を購入して
冷蔵庫を固定しています。

『棒の高さ』は、低いのから高いのまであります。
ぜひお持ちの家具と天井の高さに合ったものを見つけてみてくださいね!

大災害発生時、救助隊がすぐに到着しないことを意識する

現在でも阪神淡路大震災を振り返る映像が流れる時がありますが、阪神淡路大震災では、巨大な高速道路も横倒しになり、多くの家屋は倒壊し、火事もあちこちで発生していました。

そんな惨状の中、消防や救急隊員、自衛隊は、渋滞に巻き込まれ、すぐに駆け付けることができなかったそうです。(※2)

本来、自衛隊含め、救急隊はすぐに駆け付けてくださいますが、大規模災害の最中では、瓦礫や火災の影響や避難をする車により、道が渋滞したり寸断され、頼みの救助が大幅に遅れる可能性があることも頭に入れておかなければなりません。

72時間以内に救助されなければ、生存率は低くなる

人が建物の下敷きになった場合、72時間以内に救助されなければ、生存率は非常に低くなると言われています。

しかし、先述したように、大規模災害発生時は、災害の場所によっては、救急車や自衛隊の到着が遅れることや救助の人手が足りなくなることが予想されます。

そのため、自分の命は、自分で守るしかないのです。

家族の命は、あなたが守るしかないのです。

そのためにも、ご自宅の大型家電・家具はしっかり固定することが重要です。

  • 自宅内の地震対策を怠ると、建物の下敷きになって死亡する確率が高くなる
  • 大規模発生時は、救助隊がすぐに到着しないと考え、自宅内の防災対策をしっかり行うことが生き残りのカギとなる

「想像力の欠如」が災害リスクを高める

いくら大規模地震に備えて準備していても、実際に大きな揺れに見舞われると「想定外」のことが起こることもあるのです。

その「想定外」を考慮して対策を打つには、想像力が必要となります。

「想像力の欠如」が命を奪うリスクを高めることになりかねませんので、ぜひこの機に改めて、自宅内の家具の固定の他、家庭での防災対策を考えてみてください。

本ブログの他、下記ブログにも防災対策についてまとめておりますので、ぜひ合わせてご一読いただきましたら幸いです。

※1参照元:ソフトバンクニュース,2020-04-01,地震でガレキや家具の下敷きに…。あなたが取るべき行動は? -防災行動ガイド
※参照元:国土交通省 近畿地方整備局 震災復興対策連絡会議、平成14年(2002年)1月「阪神・淡路大震災の経験に学ぶ、震災時における社会基盤利用のありかたについて」

※2参考:
「震災とインフラ施設に関する体験・意見の募集アンケート」(近畿地方整備局、2000年度)
国土交通省 近畿地方整備局 震災復興対策連絡会議、平成14年(2002)1月「阪神・淡路大震災の経験に学ぶ、震災時における社会基盤利用の在り方について」


※3画像出典元:総務省消防庁:地震による家具の転倒の防ぎ方「へぇ。家具ってこんな風に倒れるの」

\震災などの大災害への備え/

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