先日、やりたいことリストの作成方法とその効果についてブログに投稿いたしましたが、リストを作成するにも、“本当にやりたいことなんてないし、見つけらない!”という方は多いのではないでしょうか。
本日は、私が実践しているやりたいことの見つけ方についてご紹介いたします。
”こうなりたい”という願望は結構見つかるんだけど、『本当に自分がやりたいこと』が何なのかを見つけるのは意外と難しいな…
そんなあなたに、『本当にやりたいこと』を見つけるために、私が実践した方法、ちょいかじり・掛け持ち法をご紹介いたします。
ちょいかじり・掛け持ち法とは?
私は、本当にやりたいことを見つけるために、やりたいことリストに記載した項目を、複数同時に、そして広く浅くやることを心がけていました。
この、”複数同時にそして浅く広くやること”を私は『ちょいかじり・掛け持ち法』と呼んでいます。
ちょいかじり・掛け持ち法の実践する目的・ポイントは、下記内容を見つけることです。
上記ポイントを見つけることで、下記の点を明白にすることができます。
- 継続してやりたいか、やりたくないか
- 今後更に、時間とお金を投資するかしないか
- 他にもあるやりたいことの優先順位
- 自分の夢や目標達成に貢献することかしないことか
ちょいかじり・掛け持ち法の実践方法(参考例)
※やりたいこととして、下記2点があったとする
‐ 英語習得
‐ プログラミングを学びたい
『ちょいかじり・掛け持ち法』では、広く浅く・掛け持ちして行うことがモットーですので、まずは大きなお金と時間を投資せず上記2点のやりたいことを同時に始めます。1日の中で、午前中は英語、午後はプログラミングの勉強をすると計画を立て、オンライン英会話の30日間無料体験に参加してみたり、レッスンを短期間(1ヶ月など)契約してみてもいいでしょう。
自分で決めた短期間の中で、やりたいことを実際にやってみて、好きか嫌いか、向いてるか向いていないか等を見つけてみてください。そうすることで自ずと、下記の点が明白になってきます。
- 継続してやりたいか、やりたくないか
- 今後更に、時間とお金を投資するかしないか
- 他にもあるやりたいことの優先順位
- 自分の夢や目標達成に貢献することかしないことか
なるほど!
これらを明白にすることで、本当にやりたいこと、やらなくてもいいことを選別していくんですね!
うん!やりたいことであっても、実際にやってみたけど自分に向いていないことだってあるし、やってみた結果、今これをやるより、他のことを優先してやった方がいいかもしれない、といったことが見えてくるからね。
その”気づき”をなるべく早い段階で体験することが、ちょいかじり・掛け持ち法の目的。
早く発見することで、更に長い時間やお金、エネルギーを、”本当にやりたいことではないこと”にかける必要はなくなるので、これらを明白にすることは、非常に大事なステップなのです。
下記に、さらに”ちょいかじり・掛け持ち法”のメリットを紹介しますね。
忘れてはいけないことが、『ちょいかじり・掛け持ち法』はあくまで”ちょいかじり”であること。
ちょいかじりしてみた結果、つまらない、向いていないと感じればやめてしまって構いません。
大事なことは、本当にやりたくないことにお金と時間とエネルギーを使うのではなく、本当にやりたいこと貴重なお金と時間とエネルギーをかけることです。
それを選別するのが『ちょいかじり・掛け持ち法』です。
<ポイント>
◎ 大事なことは、本当にやりたいことにお金と時間とエネルギーをかけること
◎ ちょいかじり・掛け持ち法を通して、やりたいこと、やりたくないことを選別
ちょいかじりと、掛け持ちをするメリット
メリット1.比較ができる
”やりたいこと”の中には、それが最終ゴールではなく、通過点のようなものもあると思います。例えば、『英語習得』を達成するために、英語検定3級⇒2級⇒1級合格するというような場合です。
英語検定は、3級を合格しないと2級を受験できないといったルールはなく、3級、2級を合格していなくてもいきなり1級を受験することができます。そのため、段階的なステップを踏んで英語検定を受験する計画を立てた際に、英語検定3級の勉強だけに絞らず、2級も掛け持ちして勉強することで、3級と2級の問題の難易度が比較できるようになり、3級が簡単だと思えば2級の勉強からはじめるという意思決定ができるようになります。後程下記にて説明しますが、そうすることで、受験勉強のタイムロスを最小限に抑えることができる他、無駄な時間やお金、エネルギーを投資するリスクを回避することが可能になります。
また、他の例で言うと、『英語習得』のために英語検定を勉強することを計画を立てたものの、やってみたけど、英語検定の資格取得では”英語力”を上げるには不十分と気が付き、さらに別の方法(例えば英会話など)で目標達成しようと検討するかもしれません。英検の勉強と英会話をすることで、どちらの勉強法の方が目標達成につながるのか比較することができますし、比較が可能になることで目標達成が早まることにつながるかもしれません。
メリット2. やりたいことの優先順位が明確になる
上記で説明した”比較”ができると、やりたいことの優先順位が明確になってきます。
上記では”英語”という同種のやりたいことを一例に説明しましたが、比較対象が”異種間”であっても比較は可能となり、やりたいことの優先順位を明確化できるようになります。
例えば:
『英語習得』のための英検の勉強と、『プログラマーになりたい』という夢を叶えるため、プログラミングの勉強を1ヶ月間の間に行った際に、英語よりプログラミングの方が自分には向いていると気づくかもしれません。その際は、『英語習得』の目標をいったん保留にして、自分に向いているプログラミングの勉強に専念するなど、やりたいことの優先順位を明確化することができます。
メリット3. 時間、お金、エネルギーの効率化
上記英検の例のように、実際にやりたいことをやっている最中に、”気付き”や”比較”ができ、徐々にやりたいことの優先順位が明確化してきます。その”気づき”によって、やりたいことにかける時間、お金、エネルギーのを効率化を図ることができます。例えば、下記のように紙に、何が重要なのか、不要なのか、優先順位は何かを書き出して、”見える化”することで更に進むべき道が明確化します。
英検3級の勉強のみ専念した場合:
▶ 3級と2級の問題の難易度が比較できない
▶ そのため、3級合格するまで、(3ヶ月なり、半年なり)時間をかけて勉強を続けてしまう
▶ 3級合格後に2級の勉強開始
英検3級と2級の勉強を掛け持ちした場合:
▶ 3級と2級の問題の難易度が比較できる
▶ 3級が簡単だと思ったら2級の勉強にスイッチできる
‐ 3級にかける時間、お金、エネルギーを2級に回せる
‐ 2級からの受検になるため、1級取得までの時間(数か月~年単位)を短縮できる
<留意点>
長い年月をかけてようやく気が付き、長い時間、莫大なお金とエネルギーを費やした後に、大きな軌道修正が必要になることも多々あると思います。”途中で気が付く”ことにもセンスが必要なのかもしれません。自身の感覚を研ぎ澄ませて、継続するか否かをご判断いただければと思います。
その他メリット
『ちょいかじり・掛け持ち法』のその他のメリットとして、掛け持ちして行うことで、ひとつのことに集中することがなくなるので、頭のリフレッシュにもなり、集中力アップにつながります。
また、掛け持ちすることで、スケジュールが詰まってきますので、タイムマネジメントも必要になってくると思います。
スケジュールを詰めて自身を統制していくことで、毎日アクティブに活き活きと生活できるようになるでしょう。
まとめ
やりたいことを実際にやってみた結果、やってみたけれど向いていないと感じたり、他のやりたいことを優先すべきだと気が付いたり等、様々な”気づき”が発生します。
その”気づき”をなるべく早い段階で体験することが、ちょいかじり・掛け持ち法の目的となります。
なぜ、早いうちに”気づき”を体験しておくべきかというと、早く気づくことで、自分が今やるベきことは何か、本当にやりたいことは何か、やらなくてもいいことは何かを選別できるようになり、有限である貴重な時間、お金、エネルギーを効率的に、本当にやりたいことに投資することができます。
大事なことは、本当にやりたいことにお金と時間とエネルギーをかけること。
ちょいかじり・掛け持ち法も繰り返し繰り返し行うことで、より鋭い選別や気づきを体験することができ、その結果、もっと深く自分が本当にやりたいことは何なのかを発見できるようになり、さらに効率的にやりたいことへ資源分配(時間、お金、エネルギー)ができるようになります。
ぜひ、皆さんも『ちょいかじり・掛け持ち法』を実践してみてください。